#その他文学

之助さんのお手伝い。

お父さんの津濡裳祇が欲しくて仕方がない之助さんは、お父さんの手伝いをしてみることにしました。 「お父さん、おいはお手伝いをしたいのだ!」 「そうか、おまいはお手伝いをしたいのだな。それならば!」 お父さんにそう言われた之助さんは、みるみる顔が…

やさぐれ平佐 ~序~

平佐は良い男ですが、悪い団体に所属していました。この団体は、人を脅したり悪いことをします。平佐はそうした悪いことをするしか方法がなかったので、良い男ではあるけれども、悪いことをする悪い団体に所属するしかなかったのです。平佐はAという街でトラ…

富海地の憎しみ・2。

老人と子供は、まずはお金持ちの人間が住んでいる市に行きました。 その市には人間がたくさんおり、そうした人間を蹴落として生き延びたのがお金持ちの人間です。お金持ちの人間は、両親から姑息に生きるように教わってきました。例えば、安い商品を購入して…

富海地の憎しみ・1。

お墓山には小屋があります。その小屋は鎌をもった狂人が出るので、お母様からは近づかないように言われています。でも、その小屋はおもしろいので、富海地さんは友達と、その小屋によく潜入しました。 「探検ごっこだ!」 「おうよ!」 富海地さんには仲間が…

不幸なお兄様。

「お豆腐が食べたいものだ」 鳥栖誇負さんは、にこにこしながら言いました。 鳥栖誇負さんがにこにこしているのには理由あります。今日は学校で表彰の式があり、鳥栖誇負さんは優秀な人間として表彰されたです。 校長先生が次のように言います。 「鳥栖誇負…

短編:峠にて。

診橋さんは診畠さんと会話をしていました。それは会話ではなく対話です。 診畠さんはこう言います。 「診橋さん、診橋さん。おまいさん(※1)はどうして毎日この峠にきては眠たそうな目をしているのだい?」 診畠さんはいつもこうしたことを言うので、診橋…

短編小説:「女性について」

夢に女性が出てきたので葬ってやらねばならぬ。 彼女は魅力的な女性であり、魅力的な女性であるので、健やかに葬ってやらねばならぬのだ。 僕は彼女と親しい仲にあるようだ。 だがしかし、何らかの理由で、僕は彼女と別れなければならない。その彼女は、とて…

怖い話:漁港について。

某C県のN町のことなんだけど、もう今から20年位前の話だ。 その町は港町なんだけど、漁港は閉鎖されており、船は何隻か係留されているが実際に漁に出る人はもういなくなっているみたいなんだって。というのも、高度成長期の時代に漁港のすぐ近くに大きな工…

文学には青年が必要なのだ!キスが少年を浪費しているように!!老人が意味の群れにダイブしているように!!!!

東京パフォーマンスドール。電車に乗って窓の外見ていると街の灯りが見えるわけですが、それぞれの灯りの内側には人間が住んでいるものなのだなぁと思うとそれなりに胸の内側にぐっと来るものがあり、しかもそのひとりひとりの人間には意識が備わっており、…

細胞没入。

ここ連日のips細胞うんぬんの話はいったいなんだったのだろうか? 単なる山師の戯れ言か? それとも病的な症状か? あの騒動から、僕ら人類はいったい何を学ぶことができるのだろうか? 確かに季節が秋になると、若干の肌寒さも感じるものです。 肌寒さを感…

アンテ・フェストマー。

マンネリってイヤだよね。 気力がなくなるよね。 うんこしながら思ったんだけど、僕たちは此の世に生誕してからこのかた、飯食ったら消化してうんこしてお腹空いて、また飯食ったら消化してうんこしてお腹空いて、また飯食ったら消化してうんこしてお腹空い…

際限のない生成。

僕の現在は。 閉じられつつ開かれる。 際限のない生成の連続体なのです。 つまり。 開かれつつ閉じられる。 そして。 その生成の連続体は、そのつどの時間と空間に意味が付与して展開されます。 量としての時間空間。 質としての意味。 先日。 道路を車に乗…

意味のつながり。

そうだ。。。 現実はいつでも現実なんだ。。。 いくら過去の地平に沈殿している意味で現実をねじ伏せようとしても、現実はいつでも生成し続けるんだ。。。 そして、その生成の運動を止めることはできないんだ。。。 ・・・生成は止まない。。。 たぶん。 そ…

詩:「希望・白ゾハール」

白色の下の方には普段は何もいないのだけれども、カメムシがいる可能性があります。 そうして。 牛乳という飲み物は、飲むことによって、人間に取り込まれるのです。 僕は善悪に取り込まれるのです。 そうして。 飲むことによって、牛乳の入れている容器は。…

「通過者」~「s-i」。

昔の曲を続けてYOUTUBEにアップしています。 「通過者」 97~98年頃の曲です。 「s-i」 01年の曲です。

岸和田的機構。

class-夢。 光景-職場の4階にあるホール。 朝の朝礼の最中で、みんな集まっていた。 朝礼の半ばくらいで地震が起きる。 とても大きな地震で、職場が倒壊する。 4階にいた僕らは死んでしまうのかと思ったが、4階はこうした非常事態のための機構が備えられ…

ARALRATL。

音のみで、ちょっと音がいい版をアップしました。 是非聴いてみてください! ARARARARARALLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLTRAALLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLARAAAAAALLLLLLLLLLTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR…

実存アタラクシア案。

自己表現グループを立ち上げたいな。 社会的な日常性とか常識性とか、そうした僕たちを取り巻いている背景的な「構造」を分析するような活動集団。 現象学運動の続き。 集団名は「実存アタラクシア」。 “実存”っつーのは、自分のありようにをその都度了解し…

アラルラトル。

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 35歳を超えたので、今年は自己表現をしたいと思います。 ・・・もし、まっとうに結婚でもして家庭を築いちゃったりしていたら、たぶん、社会人としてそれ相応に振舞わなきゃなんないんだ…

ポエム「地蔵の時給」

お地蔵さんというものは石で出来ているものであり、その石は大抵の石は石のような色合いをしているものなのだ。僕はお地蔵さんではないものなので、石では出来ていません。どちらかというと、肌色をしているのだ。肌色という色は色ではありません。僕ら黄色…

空所性。

今朝。 寝起きにこんな場面が思い浮かびました。 その場面は鉛筆で描かれた絵であり、その絵には「自由への回答」という名前をつけるべきだということを知りました。 たぶん。 この絵は僕の思路に関係しています。 僕はこの数日、歴史性と物語性について考え…

ジャパンツアー2011in八幡宿。

ジャパンツアーをすることにしました。 なんだかもうすぐ35歳だし、魔術習い始めたし、そろそろジャパンツアーやってもいいんじゃないか?って気分になってきたんです。 世界感性というものがあるのです。 ツアーで回る場所っつったら、まず、千葉県の八幡…

大丈夫な絵^^

この前、不安感を外在化させようと絵を書いたんだけど、ちょっとお気に入りになった。 名前は「不安さん」 不安さんがいるから大丈夫!

集団は逸脱を許さない。

class-夢。 光景-取り壊される前の実家。 たぶん、僕は高校生か大学生です。 両親が不穏です。 不穏だが、それは行動に落ち着きがないとかそうしたことではなくて、僕のことを教育して更生させたいようなんです。 その様が、僕には不穏にみえるんです。 哲学…

あがひれる塔が。かつ。

北極と南極を軸にして、地球の内側に正確に正16面体を描きます。 すると、その正16面体の上から4番目の角が、日本のある場所に当たります。 それは風水学的に地球の鬼門であり、その鬼門を野放しにしておくと、人間にとって嫌なことが起こります。 それは。…

差異性(または冗長性)は開放される。

なぜ。 墜落するのだろうか? 地球まで来れる科学力がありながら。 なぜ。 UFOは墜落するのだろうか? それはたぶん。 UFOを操縦している宇宙人の特性に問題があるに違いない。。。 地球まで来て墜落しちゃって人間に捕まって解剖されちゃう宇宙人は、結構間…

ターンテーブルの上で回るのは猿なのか龍なのか。

否。 僕は“否。”と判断を下すことができるのだ。 出来事に“否。”という意味を与えて、出来事から距離をとることができるのだ。 この“距離をとるということ”、これこそが環境に癒合せずに生きていられる、人間の開放的な性質といえるのだ。 つまりは。 理性だ…

汝自身が問題とされている。

※気分が悪くなる恐れがあるので、食事中の方、妊娠中の方、幸せになりたい方、夜寝る前などにはこの曲を聴かないほうが身のためだ。 今から7年ほど前です。 「青年期特有のうぞうぞした感じ」が“わーっ”ってなって、ゲーセンにあった録音してCDに焼いてく…

永劫の咫尺。

Class-夢。 光景ー興行。 興行団に。 遭遇する。 その興行団は動物を使った見世物をする興行団で、その見世物とはいわゆる猛獣たちを飼い慣らし、意のままに操るというものです。 (しかしサーカスとは違う) この興行団の特徴は、もちろん“猛獣を飼い慣らす”と…

卓上とうもろこし。

昨日から今日の朝にかけて当直だったのですが、当直中にとうもろこしを食べたくなったのです。 実家の裏には畑があって、僕はじっとしているタイプのにんげんだから畑を手伝うことはないのだけれど、その畑にはとうもろこしがなって、夏になるとゆでてしょう…