2017-01-01から1年間の記事一覧

『スターウォーズ/最後のジェダイ』の感想(とりあえず)。

とりあえず、3回観た時点での感想です。あんまりネタバレはしてないつもりだけど、これから観る人は読まないほうがいいかも。 『スターウォーズ/最後のジェダイ』の魅力は、その過剰さにあるんじゃないかな? 過剰に劇的、過剰に詩的、過剰にユーモラス・・…

断絶への航海・・・のようなもの。

ああそうか。。。 断絶されていくということなのかもしれないな。。。 とても乱暴に表現するけど受精するじゃん。 そんで母親の胎内で育っていくじゃん。 そのときは物理的にも母親と癒合しているわけだ。 で、生まれるとへその緒が切られて物理的に母親から…

やさぐれ平佐 ~序~

平佐は良い男ですが、悪い団体に所属していました。この団体は、人を脅したり悪いことをします。平佐はそうした悪いことをするしか方法がなかったので、良い男ではあるけれども、悪いことをする悪い団体に所属するしかなかったのです。平佐はAという街でトラ…

加齢感。

みなさま、誕生日へのたくさんのお祝いコメントありがとうございます。 ひとつひとつに返信をしていると、とても時間が足りないので、申し訳ありませんが割愛させていただいて、代わりにお礼の文章を記載することにします。 本日を持って、私は41歳になりま…

バツグンの靴。

夜勤が明けた。 そして雨だ。 雨の中を歩行すると、真っ先に判明したことがある。それは、僕が履いているこの青色の靴は、思った以上に吸水性バツグンだということだ。もうね、会社から外に一歩踏み出したところで、靴がみるみる水を吸い上げていく様子が把…

ソグモヌスの思い出。

「肉をけっこう焼く」 ソグモヌス=オラリオ(1742~1748) ミソヌ派の笙杷学者であったソグモヌスは、コモノリオン(現代でいう学舎)で思索にふけると、肉について語るのであった。 「肉をけっこう焼く」 こう呟くと、ソグモヌスは静かに息を引き取った。

【メモ】『エイリアン:コヴェナント』について。

この映画で表現されてること 作るー作られる(創造主と被造物の関係) 歴史性(知識について) 創造論(人間的な推論について) 充実と被充実(好奇心について) 理念について(信仰とは?) こういうテーマをエイリアンシリーズで扱おうとしているところが…

『エイリアン:コヴェナント』について2。

いやあ、昨日の友人の、「コヴェナントは、リドリー・スコットの自分自身の作品に対するオマージュであるらしい」って表現はちょっと衝撃的だった。だって、どう考えてもこんな表現は成立しないはずなんだ。「自分で自分に敬意を払って、似たような作品を作…

『エイリアン:コヴェナント』について。

『エイリアン:コヴェナント』をまた観てきた! でね。 映画を観る直前に衝撃的な情報を得たんだ。 友人からの「『エイリアン:コヴェナント』は元祖エイリアンへのオマージュらしい」という情報だ。 正直、一瞬意味がわからなった。 頭がぐらんぐらんした。…

『エイリアン:コヴェナント』の感想(ネタバレあり)。

『エイリアン:コヴェナント』の字幕版に引き続いて、吹き替え版も観てきた。 すっごいおもしろかったけど、つくづく変な映画だった。 ※以下ネタバレあり。 そもそもさ、コヴェナントはプロメテウスでばらまいた謎を回収してないの。でね、この映画の展開は…

からだを動かすということ。

駅の目の前にダンス教室があって、小さな子がひとりで練習している。 たぶん小さいからということもあるのだろう、その子の身体は、自分の思い描くイメージ通りにはまだ動いてくれないようだ。でも、きっとこの子もそのうち成長して、自分の思い通りに身体を…

部屋の夢。

いやはや、夢って正直だね。 学生時代からよく見る夢があるんだ。 それは、ありえない部屋の夢。 大体同じような話で、僕は自分のアパートの中に、今まで使ってない部屋を発見して、その部屋のレイアウトだとか使い方を思案してわくわくするっていう内容なん…

鳩とか。

なんの優勝経験のない僕だけれども、40年間生きてきて唯一人に誇れることといったら、鳩を踏みつけた経験があるということだろうな。 これはすごい経験だと思うんだ。 なぜならば、鳩というものは素早い生き物で、感性が鋭いからだ。通常そうした生き物は…

おぼえがきいいいいい。

落語や講談に興味を持つということは、僕は自分を支えてくれる文化のようなものを求めてしまっているということだろうな。 でもね、文化を求めるというのは危険なことでもあるんだよ。なぜなら、文化と自分自身が一体化すればするに連れて、自分の中に“ほん…

アマゾンズの感想・・・のようなもの。

アマゾンズシーズン2おもしろい! シーズン1もおもしろかったんだけど、そのおもしろさをどう表現すればいいのかわからなくって、これまでもやもやしてたんだ。 で、昨日シーズン1のラスト2話を見返していたら、きっとアマゾンズの魅力は、ドラマを彩る価…

先ゆく賢者。

※注:落語や講談についての話です。 現在には常に不在がつきまとっている。 っていうのも、僕たちは明晰判明に物事を見ることができないんです。明証度を高めることはできるだろうけど、完全に何かを理解することできません。これは、なにか倫理的道徳的な話…

笑いの質についてのメモ書き(寄席についての感想です)。

今日(19日)は、連雀亭のきゃたぴらと某定席の夜の部に行ってきたんだ。 連雀亭はなんだか居心地が良くて、いい気分で居れたんだけど、某定席ではどうも居心地の悪さを感じてしまった。連雀亭は二ツ目の講談師さんが登場する日で、(僕は芸を評価できる立場…

人の行為を評価することほど無粋なことはない。

鈴本演芸場に行っていました。。。 そしてそれは古今亭菊之丞師が『幇間腹』をかけていたときに起こったんです。。。 僕の前の列に座っていたおばあさんの携帯電話が鳴り出したんです。。。 演芸中に携帯が鳴り出す方のことを誹謗中傷するようなコメントをた…

‟ほんとう”から脱出したい。

所属感だな・・・ 所属感があると安心感につながるけど、所属感に執着すると対立を招いてしまう・・・ まぁ、それが人間らしさってことなのかもしれないけど・・・ってことは、なにかに所属していなかったとしても安心感を持てるようにするってのが肝のよう…