際限のない生成。

僕の現在は。

閉じられつつ開かれる。

際限のない生成の連続体なのです。

つまり。

開かれつつ閉じられる。

そして。

その生成の連続体は、そのつどの時間と空間に意味が付与して展開されます。

量としての時間空間。

質としての意味。



先日。



道路を車に乗って交通していたら、目の前にラーメン屋が見えました。
いや。
そのラーメン屋はいつも交通しなれた道にあるラーメン屋なのですが、そのラーメン屋は夜は飲み屋さんになるようで、いつもフロアができるバイトの女性を募集しているのです。
その。
バイト募集の看板は色あせていて、その看板はいつの現在の出来事なのかわかりませんが、僕にとってそのラーメン屋は閉じられていた。
ラーメン屋の屋根の部分には、赤い背景に白い文字で、「ラーメン・定食・餃子」という文字があるのだ。
そして、「中国料理」と書いてあるのだ。
それらの文字がいつの現在に書かれたものかはわからないけれども、なぜかこれまで閉じられていたラーメン屋は僕の現在に開かれて去来し、僕は、「ああ。このラーメン屋はラーメンと定食と餃子を提供するものであり、中国の料理を提供するのだ。中華料理ではないのだ。」と知ることができたのだ。

そして。

その「ラーメン・定食・餃子」の中国料理は開かれて、在り得ない読経で生成されたので。