少年段ボール。

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今朝、とてもアグレッシブな少年に出会いました。

毎朝出勤時にすれ違う少年のことです。

ちょっと太目の中学生です。
直接話したことはないのですが、結構特徴的な子です。

いつも、家の近くの細い路地ですれ違います。
彼はいつもうつむき加減で、独り言をぶつぶつ言いながら歩いています。
独り言を言いながら、たまに笑顔になるところが謎ですw

僕は車通勤なので、いつも車ですれ違うのですが、彼とすれ違うときはちょっとスリリングです。
っていうのも、彼はいつも一人の世界の中でぶつぶつ何かを言っているので、なかなか僕の乗っている車に気づいてくれないんです。
けっこうぶつかりそうになっちゃいますw
初めてすれ違ったときは、「あぶねーなー。ちゃんと前見て歩けよ。」とか思ったんですが、毎回こんな感じなので、最近は慣れてきて、こっちから距離をとってよけるようにしています。

いつも独り言と空笑いの耐えない、ナイスキャラクターの彼なんですが、今朝はいつにもましてアグレッシブでしたw

今日は資源ごみの回収の日なんですが、彼、ゴミをあさっているんです。
何を思ったか、ごみの回収場所に乗り込んで、段ボールをあさっているんです。
で、一つの段ボールの束を持ち上げると、その段ボールの束の匂いを嗅いでいるんですw
段ボールの束を上から下から表から裏から、くまなく匂いを嗅いで、ちょっと笑顔なんです。
この笑顔が、良いんです。
なんつーか、何かを発見したようなうれしそうな笑顔を浮かべるんです。

単純に、“なんだかわかんねーヤツ。”って言っちゃえばそれまでかもしれませんが、彼が世界に独自の奥行きを見出しているのは確かです。

いつか話をしてみたいとは思ってるんですが、こういう子って、なかなか自分の世界を他者に教えてくれないですよね。

そんな感じで、少年は段ボールなんですが、とりあえずは車に轢かれないように前を見て歩いて欲しいですw