はてさて。。。

仕事上、死ぬことについては常々考えさせられる。

自分自身の行動が、その人の生き死に直接かかわってしまう場面があるからだ。

確かに、人が他者の生き死にを決めることはできないし、死ぬ人は死ぬし、生きる人は生きてしまうものだ。

だがしかし、、死にたい人を放っておけるかといえば、それは無理な話でもある。


・・・実存的な生死なんて、理念の中のことなのか?・・・。


最近も生き死ににかかわる相談を受けたことがあって、結構それが心に響いている。


重い。


他者の生き死にを決めるとはできないといっても、実際に死にたい人の前に立たされれば何とかしなくてはと思わされるものだ。
その場合は、何かの理屈を付けて「あなたは生きるべきだ」というよりも、ただただ無条件に「死んではならない」という他ないように思える。。。


死ぬことの本質としては、木村敏氏やジョルジュ=アガンベン的な反省があるだろう。しかし、現場で死ぬことに直接触れて対応していると、そんな反省は二の次になってしまう。


こうしたときには、何が適切なのかわからなくなって、結構きつい。



少なくとも、理念に踊らされて企図を成就されてしまうような事態だけは避けたいと思う。