有と時と虚。

いやはや。
昨日は参りました。

っていうのも、鍵がない。

朝起きて、身なりを整えて、さぁ出勤しようという段階になって、アパートの鍵と車の鍵が無いことに気づいたのです。

妖精さんの仕業やこびとさんの仕業にするのは簡単です。ですが、そうした方々の仕業にしないでも、鍵の在処を言い当てることができるのではないか?と思い、僕は部屋中を探したのです。

ありません。

完全に遅刻です。
とりあえず、午前休をいただくと、玄関からキッチンからトイレから本だなから、至る所を探しました。

ありません。

・・・確かにその日の夜、僕は車でコンビニに行って戻ってきたわけだから、鍵はアパートの中に在るはずです。だが無いということは、ひょっとしたら家の外に落としたのではないか?と思い、家の周り探しましたがやはりありません。

とりあえず、寝てみました。

午前休をとったことだし、とりあえず一眠りすれば、妖精さんやこびとさんは僕を許してくれて、鍵を返してくれるのではないか?・・・ベッドの中でぐだぐだしていると、思い返されるのは3.11の出来事です・・・あの日、職場から帰ってくると、借りていたエロDVDがなくなっているのです・・・おそらく揺れの影響で、どっかに飛んでいってしまったのだと思います、エロDVDがなくなってしまったのです・・・あのときも僕はアパートの中を探しまくって、ゴミ袋の中にダイブしていたDVDを発見したのです・・・ああ・・・そうだ・・・ゴミ袋だ・・・今回はゴミ袋の中を探していない・・・。。。

僕は頑張ってベッドから起きると、頑張って封をしたゴミ袋を開封して、ひとつひとつゴミをとりだしました。
・・・自分の汚物をひとつひとつ取り出すのはつらいものです・・・そのたびに「ああ、このゴミはあの時に出したものだな。この日はこの食べ物を食べたものだな。トランクスが入っているが、ああそうだ、このトランクスはもう破けてしまって、“パンツ”というよりは、“布切れ”と化してしまったので捨ててしまった物だった。そういえば、今年に入って“布切れ”になってしまったトランクスはいったい何着あったのだろう?雰囲気でいえば、前年よりも多いはずだ、前年度と今年度とでは、こうした“布切れ”化という大きな差異があるのだとすれば、その差異の要因はいったいなんなのだろう?そういえば、ことしはふさぎ込むことがおおかったな。そのふさぎ込むことというのは、残念な出来事が起こったからふさぎ込むというよりも、うまく自己肯定感をもてないからふさぎ込んでしまうという感じだ。僕自信は、自分のやっていることは意味のあることだと思う。だがしかし、本当にそれに意味があるのかと疑えば、それはすぐにぐらついてしまう。そうして、何ともいえない自己肯定感喪失状態に陥って、ふさぎ込んでしまうのだ。ふさぎ込むと、じっとすることが多いだろう。じっとすると、人間は体育座りをするものだ。そうすると、トランクスと地面が摩擦現象を起こして、すぐに“布切れ”になってしまうのだ。だから今年はトランクスの“布切れ”化が進行してしまったのだ。“布切れ”は自己肯定感の喪失なのだ。」・・・鍵があった。

ゴミ袋の下の下のほうに、アパートの鍵と車の鍵は、仲良くありました。

・・・僕が捨てたのか?・・・そんなことはないだろう・・・地震はなかったけど、きっと何かの拍子でこれらの鍵はずり落ちて、ゴミ袋の中に入ってしまったのだ。そうして、そのことに気づかない僕は、ゴミ袋に封をしてしまったのだ・・・本当にそうか?・・・僕は捨ててないのか?・・・今年の特徴は自己肯定感の喪失ではないか・・・ということは、僕はひょっとしたら仕事に行きたくないのかも知れない・・・もう、別の職場に変えたほうがいいのではないか?・・・妖精さんやこびとさんは、鍵をゴミ箱の中に隠すことで、そうしたことを僕に告げ知らせたいのではないだろうか?・・・それとも、「最近ちょっと弛んでるからしっかりしろ」ということなのか?・・・どちらにしろ、今の僕の置かれている状況について振り返って考えるきっかけにはなったわけだ。。。

とりあえず、「鍵置き場」的なスペースか「鍵置きケース」的なケースを確保してみますwww
そんで、合い鍵作りますwww