初発のニュアンス。

初発のニュアンスを思い出すことができる文章があります。。。

http://noroom.susumuhirasawa.com/modules/phantom/index.php?p=52




たぶん小僧は、意味の世界に埋没しているんだと思います。
きっと、トンボにまつわる意味の連関を、彼の持っている限りの言葉で表現するとあの物語になるんだろうなぁ。

・・・確か、爆笑問題のラジオ「真夜中のカウボーイ」で、演劇の話しの回だったと思います。
演劇の練習でなんたらメソッドってものがあって、それは、感情を表現するために演技の「形式」を身につけていくものらしいです。
ある人は、形式なんて関係なくって、あるがままの感情を表現すべきだといっていたそうです。
これに対して爆笑問題がどう答えていたかは忘れましたが、形式っていうのはものすごく大切なんだと思います。

それは、様式美とは違います。

決まりきった行動をして感動を生み出すっていうことじゃなくって、僕が表現したい「形式」っていうのは、自分のもっている感性的な部分を他人に伝えるための言葉みたいなものです。

例えば、事実と意味とか形式と内実っていう感じで、対で捉えるとうまく伝わるかもしれません。
数学の関数とかは決まりきった形式的な動きしかしませんが、その数字になにがはいるかは自由です。
演劇の「形式」も、その形式の中身になにが入るかはそのときそのときによって変わってくると思います。
その中身には、その人の感性的な部分が大きく関わってくと思います。

たぶん、人の持っている感性的な部分って、形式で縛り付けてあげないとぐだぐだになっちゃう・・・酔っ払って意味の世界に埋没して楽器いじっても、なかなか上手くいかないことがあるんですが、そんな感じ^^

で。
きっとこの小僧は宿題を提出したあと、クラスののけ者にされるんだろう。
この小僧がもっている形式はとても貧弱なものだから、感性を上手く人に伝えることができないんだろう。
で、先生に叱られて、常識とはどういうものかを徹底的に教え込まれるんだろうなぁ。

小僧には、その個性的な感性をこの世に炸裂させるための形式をうまく手に入れてもらいたいって思います。

そういうわけで、学校にいる美術の先生の出番です^^