石野卓球好き。

卓球のツイート眺めていると、彼の中にはちゃんと批判の根拠があるみたい。たぶん次の2軸を根拠にしながら批判してる。

1・“部分”と“全体”を区別する
2・“私”と“あなた”を区別する

部分と全体の区別ってのは、例えばさ、日本人の俳優さんが海外で活躍してなにかの賞をもらったとするじゃない。その評価は彼個人の才能や努力に対するものだ。「人間であるところの東洋人であるところの日本人であるところの○○地方に住むとこの俳優であるところの○○さん」が評価されたわけだ。それなのに「日本人すげー」ってなったら部分(個人)を全体(日本人)と取り違えちゃってるってことになるよね。

次の“私”と“あなた”だけど、“あなた”の中には他者だけでなくって、社会だとか文化だとか習慣だとか、そういったものも入るだろうな。つまり、私以外の全部って感じ。卓球がツッコミを入れるのは、「私はこう感じたからあなたもこう感じなさい」「習慣の中だとこうなってるからあなたもこうしなさい」ってことを言い出す人に対してだ。それは、“私”と“あなた”がごちゃ混ぜになっちゃって、区別できていない人ってこと。だから、「私は習慣についてこう思うけど、あなたはどう思う?」っていう「私にとっては~」の視点を大切にする人にはそんなに批判的じゃないみたい。

彼は何でこういう思考が身に付いたんだろうね?すごいことだよ。

でね、卓球を批判する坂上忍が、僕には“私と“あなた”の区別つかない人に見えて滑稽で、「こういう老害はいなくなってほしい」とか思ったんだけど、卓球は彼にも公平で、「彼は彼の仕事をしただけ」と言うんだ。つまり、ここでも「坂上忍に取っての仕事」っていう「私にとっては~」の視点を大切にしてるみたいだね。

いやはや、卓球はすごいよ。
見習いたい。

そしてまりんの屈託のない笑顔!

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