大丈夫。

昨日は父のお発ち日でした。

父が死んで1年経つのか・・・早いなぁ。。。


そして、今日は父が復活した夢を見ました。例の夢理論によると、一端死んではいるんだけど、うまいことしたら延命できたそうです。僕は、「ああ。そんなもんなのか。よかったなぁ」と、あっさり夢納得してしまいました。

夢の場面は、取り壊す前の昔の実家でした。親戚のおじさんもきていて、のんびり時間を過ごしています。父は、病気の体であるにもかかわらず、なんだかいろいろ家の仕事をしています。外で、うちの車が通行の邪魔になっていたみたいで、それを知ると父はササッと家を出ていって、車を運転して車庫に入れました。僕ら家族は病気の父が車を運転していることに驚いて笑っています。父も調子がいいようなので、僕は自分の部屋に戻って休んでいると、親戚のおばさんが部屋にきて、「お父さんの様子が変だよ」と教えてくれました。

父は食堂にいました。食事をしていたのだと思います。家の仕事を頑張りすぎたのか、具合が悪くなってしまったようで、食堂で横になっていました。よく見ると顔色も悪く、唇も青くなっています。家族は心配するのですが、父は「大丈夫だって。医者も2週間は大丈夫って言ってたから」と言って、みんなを落ち着けようとしてくれました。

そうだ。父は心配されるのを嫌がる性格だったなぁ。

食卓にビールの空き缶が置いてあったので、ひと仕事終えて一杯やってたところなんだろうな。父はおどけた感じで、「ちょっと休んだら庭の掃除でもしようか」と言いました。僕は父のそばに行き、「まぁ、少し横になって寝ていれば大丈夫だよ」と言いました。

・・・父が生きているときの話だけど、なんだか父とはうまく話せなかったんだよなぁ。入院した父の病室にお見舞いに行っても、くだらない日常会話で終わっちゃうの。きっと、家族のことか将来のこととか、父にしてもらったこととか感謝の言葉とか、そうした話をするもんだろうけど、なかなかできないんだよねぇ。予後が悪いってわかってても、テレビの話題とか仕事の話とかで終わっちゃうんだ。

真剣な話題を持ち出すと、まるで父が死んでいくことを認めてしまうようで、僕にはできませんでした。単純に大切な話題をしようとすると涙がでそうになるからできなかったんだ。僕には父の死に直面化する勇気がなかったんだなぁ。なんとも情けない。。。

夢の中で食堂で横になっている父には、「大丈夫大丈夫。ちょっと寝れば良くなるよ」って言って、手を握ってあげることができました。父はいつもの笑顔で笑っていました。