架空のメカニズム。

大きな誤解をしていました。

ハトっているでしょ?
鳩。
鳥。
なんか飛ぶし、象徴的な扱いをされている生き物。

ハトって、歩くとき首を前後に振るじゃない。
あれって、足を前に出すと、足の骨が首の骨に作用して、首が前に押し出されてしまうような、そうした物理的な仕組みになっているんだと思っていたんだよ。それはきっと、“鳩首足機構群”と命名されていて、きっとその機構を最初に解明して発表したのは、ドイツ人のゲルト・ザックスなんだ。でも本当は天保4年に左雲帆菊斉が発見していて、記録には残されていたんだけど、その記録が見つかったのはつい最近のことなんだ。そして、この鳩首足機構群は最先端のロボット工学に応用されています。

でも違った!

調べたところによると、どうやら首が前に出るというのは、知覚的な認識の方法に関係があるらしい。歩くと風景が流れていくから、それに従って首が前後に動いてしまうらしい。

つまり!
鳩首足機構群なんてものは無かったんだ!

その証拠に、ハトをランニングマシーンに乗せて歩かせると、風景が流れていかないから、首を前後に動かすことはないんだって!

なんだ、ゲルト・ザックスも左雲帆菊斉もいなかったのか。。。
ということは、最先端のロボット工学に鳩首足機構群は応用されていないのか。。。

ああ。。。
機構群。。。


人生も、これとまったく同じです。
機構かと思っていたら、それは認識の仕方なのです。
風景が流れれば、それに従って体は動くものなのです。
もし、体が動かないと悩んでいる人がいるのなら、自分の足下を確認してみてごらんなさい。
ランニングマシーンではないですか?
もし、ランニングマシーンに乗ってしまっており、風景が流れていかないのなら、そのランニングマシーンを降りて、ゲルト・ザックスに謝罪をし、自分の足で歩き始めるのです。
そして、左雲帆菊斉に感謝をし、風景を動かしてください。
それに従って、自然と体も動くのですから。


※ネット調べの浅はかな理解なので、本気でハトの首の動きについて知りたい人は自分で調べてみてね!