ルーピングopposition。

おなじみの光景というものがあります。

現実の中だとそれは光景というよりも構図というかたちであらわれて、そこに居合わせている人物とか場所とかの意味がそろうと、おなじみの感覚が立ち現れることがあります。

夢の中でも、おなじみの光景があります。

ひとつは“不在の部屋”と名付けている夢。
もうひとつは“空の夢”と名付けている夢。

不在の部屋のストーリーはだいたい決まっていて、それはアパートか実家の部屋の話です。
その部屋で僕は部屋の片づけをしていて、家具の整理をしているうちに、僕の部屋には使っていないスペースがあることが発見されます。この“使っていないスペース”というのは夢ごとに違っているのですが、大抵は昔はよく使っていたけど最近は使わなくなった部屋です。その部屋は埃まみれで雑然としているのですが、整理してものを片づければまだまだ使えます。「この部屋に本棚を置いて、テレビを置いて、こんなふうに整理すればなんかおもしろいぞ!」というわくわくした感覚で目が覚めます。
・・・あるときは屋根裏だったり隠し部屋だったり、あるときは隣人の部屋への通路が見つかったときもありました。。。
この夢は僕にとっては良い夢で、予兆感に包まれる感じになります。



もうひとつの空の夢は、ちょっと焦った感じになる夢です。
僕は空を飛べます。
なんつーのか、空を飛べるコツをつかんでいて、あーしてこーしてあーすれば、大抵は空を飛べるんです。
でも、その“コツ”ってのを、ある日突然つかめなくなります。
どうがんばっても空を飛べてたときのコツをつかめなくなって、ちょっと飛べたとしてもすぐに落ちちゃったりうまくいかない。
この夢の結末はそれぞれで、がんばって飛べるときもあれば、まったく飛べないときもあったり、なんか未知の生き物の力を借りて飛んだときもありました。



そして。
今現在の僕の現実は、“空の夢"の構図になりつつある。
それは、(まぁ単純な理由なんだけど)これまで勤めていた職場を辞めちゃって新しい職場をめがけようとしているからです。今までの職場はそれなりの年数勤めていたので、けっこうわがままが通ったし、なにか困難があってもどう対処すればいいのか、ある程度のコツはつかめていました。
次の職場は、分野的には今の職場とそれほどかけ離れてはいないのですが、やはり対応する相手の層が違っていたりしますし、これまでのノウハウが通用するのかちょっと不安になります。


・・・最近“空の夢”は見ていないのですが、なんか見そうな感じがするなぁ。。。w