肉のやることだ。

ロマンスは必要ですが、ネウロティックなロマンスも必要です。

ニューロマンサーの映画化の話が出ています。

何回目かわかりませんが、今回は映画化されるのでしょうか?
それにしても、マトリックスが素晴らしくサイバースペースを表現してるんで、並大抵の表現の仕方じゃ成立しないですよね。

これはもう、アキ=カウリスマキに監督してもらいましょう^^

ケイスはもちろんマルック・ペルトラ。
モリイはもちろんカティ・オウティネン。

CGやアクションなんて必要ありません。
サイバースペース内での、中年男女の淡い恋物語ということにしましょう。
人生に失敗して、挫折して、どうしようもなくって、それでもバカみたいに前向きにひたむきに生きていく男と、それを支える寡黙な女性の物語です。
記憶もないです。
そうしたストレイシープ・ランを仕掛けましょう。

たぶん、こんくらい思い切ったことをしないと、「JM」の二の舞になってしまいます。


もしくは、アンドレイ・タルコフスキー監督に蘇ってもらって、ストーカーやソラリスのノリで撮ってもらいましょう。
サイバースペースは全て日常世界の比喩と隠喩で構成して、もちろんCGや特撮は一切使いません。
途中に10分ほど詩の朗読を入れてもらって、眠たくなるような実存映画にしてしまいましょう。

たぶん、こんくらい思い切ったことしないと、「JM」の二の舞になってしまいます。


ひょっとしたら、「スキズマトリックス」のぐちゃぐちゃどろどろ感を綿密に映像化したほうがウケるかも。


まぁ。

いいや。


それにしても、ケイスの「肉のやること」という表現はいいですね。

希望がもてます。

僕らみたいな種類の人間には、あの言葉は希望の言葉なんです。

あーあ。

早く脳と機械つなげられないかなー。