LCDの夢。
そうか!
わかった!
これは夢なんだ!
小さい頃、電子ゲームの画面を見つめながら、「わー。きっとこの画面のなかにはすごいテクノロジーがt詰まってるんだ。もし、電子ゲームの世界が現実の世界に攻めてきたらどうしよう?」っていう、幼少期の昼下がりの夕飯前の16時17分ごろの台所の片隅でみた夢なんだ。
と。
いうのも。
今日観た映画、「トロン レガシー」の感想です。
※以下、ネタバレあり。
っていうのもね、なんていうか、よくわからなかったんです。
機械の世界に入っちゃう理由ていうのは前作みてればなんとなくわかるんだけど、ニューロマンサーみたいにジャックインするわけじゃなくって完全に入っちゃうわけだし、プログラムが現実の世界に出てくるから危険だっていわれても、「電源切ればいいじゃん」って思っちゃうんだw
でね。
でもね。
すっごい魅かれる映画でもあるんです。
もちろん、80年代的なワイヤーフレーム的な世界観はすごい魅力的だし、父と子の物語っていうのも普遍的な主題でもあるわけだし。
全編ダフトパンクのプロモって言っちゃってもいいようなカッコ良さがあるわけだし。
全編ダフトパンクのプロモって言っちゃってもいいようなカッコ良さがあるわけだし。
だから、僕はSFじゃなくってファンタジーだと思ったんです。
ひょっとして、電脳世界っていうのは人の無意識の世界をあらわしていて、そこには心象として白色の「良い父親」と黒色の「悪い父親」がせめぎ合っている。
主人公の青年は自分の無意識の中にダイヴして、白と黒を統合させる。
それは「父親殺し」みたいな別離の象徴でもあるし、青年の人格的な成長でもある。
その「父親殺し」に寄り添ってくれているのが女性性の象徴としてのISOの女性。。。
そう捉えると、この物語は、危機的な青年が父親の職場で思い描いた妄想的な白昼夢であって、最初のシーンでは反社会的な行動をとってるんだけど、この妄想の後では「仕事をするぞ!」っつって社会に進み出ていく・・・というのか。。。
主人公の青年は自分の無意識の中にダイヴして、白と黒を統合させる。
それは「父親殺し」みたいな別離の象徴でもあるし、青年の人格的な成長でもある。
その「父親殺し」に寄り添ってくれているのが女性性の象徴としてのISOの女性。。。
そう捉えると、この物語は、危機的な青年が父親の職場で思い描いた妄想的な白昼夢であって、最初のシーンでは反社会的な行動をとってるんだけど、この妄想の後では「仕事をするぞ!」っつって社会に進み出ていく・・・というのか。。。
もしくは。
・・・。
僕は、この映画をみて確かに感動したんです。
でも、何に感動したのかわからなかった。
でも、「こんなストーリーわけわかんねーよ。音が大きいだけじゃん」とかいうのもなんか違う気がするんだ。
現にヒットしてウケてるわけだし、僕のこの、「感動したんだけど何に感動したのかわからない」っていう感覚は、ひょっとしたら僕の頭が堅くなって、感性が鈍くなってるだけなのかもしれないし。
現にヒットしてウケてるわけだし、僕のこの、「感動したんだけど何に感動したのかわからない」っていう感覚は、ひょっとしたら僕の頭が堅くなって、感性が鈍くなってるだけなのかもしれないし。
で。
ひょっとしたらこの映画はそんなんじゃなくって、単にちびっこの夢ってだけなのかもしれないな。
ギブスンみたいに深いメッセージ性を持たせようとか、スターウォーズみたいに神話性を持たせいようとかそういうわけではなくて、ちびっこがLCDゲームで遊んでいるときに思い描いた「機械の世界に入れたらすごいだろうな。機械の中の人が攻めてきたらどうしよう。」とか、そうしたことなのかもしれない。
ギブスンみたいに深いメッセージ性を持たせようとか、スターウォーズみたいに神話性を持たせいようとかそういうわけではなくて、ちびっこがLCDゲームで遊んでいるときに思い描いた「機械の世界に入れたらすごいだろうな。機械の中の人が攻めてきたらどうしよう。」とか、そうしたことなのかもしれない。
それならば。
子供と大人を結ぶ娯楽映画として成立しているのかもしれないな。
だから。
まぁ。
いいや。
とりあえずは面白かったんです^^
以上。