意図的に構成された空間が有機的に絡み合っている建築物について。

classー夢。

光景ー 実家。




僕は実家にいます。
しかし、その実家は僕の現実の実家とは少し違います。
もちろん、夢を見ているときは本当の実家との違和感なんて少しも感じなかったのですが、夢から醒めてみると、やはり現実の実家とは違っているのです。

その家は、前衛的な建築様式に従ってたてられているようです。
その建築様式は、建築様式を解体するという意味で前衛的です。
洋式とか和式とか、そうした形式を無視した立て方をされているようです。
いろんな形式がチャンクしており、統一された意匠はありません。
有機的で巨大な家です。
家の中は、畳の部屋があったり、洋間があったり、混沌としているのですが、その部屋の配置は形式的であって、ひとつの部屋の大きさは決まっています。
おなじ大きさの部屋が何部屋も機械的に続いています。
畳の部屋なら畳の部屋が一定の大きさで整然と配列されており、その次には洋式の部屋が一定の大きさで整然と配列されている感じです。
そして、前衛的なのはこれらの部屋には壁がありません。
壁がなく、こうした区画整理された部屋が何部屋も何部屋も続いているのです。
そして、この家は空間的です。
4階くらいのフロアがあるのですが、その階ごとに壁のない区画整理された部屋が続いており、そのフロアには床がない場所もあり、そうした場所では何層にも折り重なった下の階が立体的に見えています。

そして、この家には患者さんと看護師さんがいます。
看護師さんに手を引かれて、患者さんが何人もウロウロしています。

僕はこの現実的ではない構造の実家をうろうろしていると、弟の部屋に着きました。

弟は布団に入り、「死んだおばあちゃんに会いたい」と訴えています。
その訴えはだんだん強くなり、弟は激しく泣き出してしまいます。
すると、弟はなんともいえない奇妙な表情になり、その姿はだんだんと小さくなり、赤ん坊の姿になります。





・・・という夢を、10月20日の誕生日にみました。。。