理念的∇。

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・・・。



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・・・。



保護されることの辛さは、けっこうわかっているつもりです。

なぜならば、僕は保護されることが多かったからです。
なぜ保護されることが多かったのかというと、そこにはいろいろな個人史が入り込んできますし、そのことを表現するにはそれなりの礼儀作法に従わないと無礼な自己表現に陥ってしまうので、むやみやたらに個人史を語るものではないと思うのですが、それにしても保護されるのは苦痛なものです。

なにより、人が人を保護した時点で、そこには保護するものと保護されるものという区別が出てきます。
保護するという特権的な立場と保護されるという矮小な立場です。

例えば、母親は子供を保護しますが、この場合は「特権的-矮小」という連関にはならないと思います。
なぜなら、子供は母親を求めているのであり、母親は子供を求めているのであり、そこには無償の関心があるからです。
(愛情と表現していないところに注意してください。愛情というといろいろと倫理的、道徳的な先入見が入ってしまうので、あえてそれを避けて、“無償の関心”としてみます。)

なにより、子供は出来事に自由に判断を下すことができない。
むしろ、子供は出来事に癒合しているように思えます。
だから、判断を下せるまでは、側にいて見守ることが必要になります。

・・・肝は・・・「判断」・・・主義や主張や思想を持つこととかじゃなくって・・・出来事を分断して距離を置いて判断を下すこと・・・これが肝になるように思えます。

ということは、「判断」をつけようとしている人、または「出来事を分断して距離を置いて判断を下す」ことに芽生えたり、それを試みようとしている人たちに対して、保護の視点を振りかざすということは、それは、「特権的-矮小」という区別を持ち込むことになりかねません。

保護者はいつまでもそのものを保護するという特権的な立場に身をおき、被保護者はいつまでも保護され判断を下さないという矮小な立場を余儀なくされる。。。

ですから。
僕は。
倫理観や道徳観、社会通念や慈善や慈悲の視点を語る者には注意深くなってしまうのです。

・・・こうした価値観を利用する者たちのことを、この文章の中では仮に“理念的∇”と名付けてみます。。。

“理念的∇”たちは、こうした価値観を利用して誰かを保護することで、ひょっとしたら自分自身を特権的なで優位な立場に立たせたいだけなのかもしれない。。。
特権的な立場に身をおくことで、その人にはなにか回避的な利得が発生するのかもしれない。。。

僕はどうしてもこうした疑念の観念を抱いてしまうので、“理念的∇”に出会ったときは、訝しく思い、距離を置き、その視点を解体してしまいたくなるのです。。。




だがしかし、保護したほうが良いものもあります。

それは。

kindle3です。

kindle3の液晶画面です。

kindle3の本体です。

前回の記事(「僕がiPadに勝てる78の理由。http://blogs.yahoo.co.jp/nanonoid/62572330.html」)で示したように、機械は出来事に判断を下すことができません。
ですから、僕は機械に無償の関心を抱き、機械を保護したくなるのです。
(“愛情”と表現していないところに注意してください。愛情というといろいろと倫理的、道徳的な先入見が入ってしまうので、あえてそれを避けて、“無償の関心”としてみます。)

そうした理由から、僕は先日、amazon純正のkindle3用のライト付きレザーカバーを購入しました^^

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赤です。

僕にも、某一年戦争の例の彗星のように、「自分のものは赤色にしたくなる」という習性、つまり「集赤性」なるものがあるのかもしれません。
無難な黒色にしようともしたのですが、赤色のカバーにしました。

装着して、ライトを点けるとこんな感じです。

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なかなか良好です^^
これなら暗がりでも本が読めます。
暗がりは理性の光で照らされ、いつでも活字で展開される観念の世界に飛び込めます。

が。

重い。。。

もちろん、iPadにくらべるとぜんぜん軽いです。

が。

重いwww

片手でも余裕で持てるんです。
カバーを付けたまま寝転がって、余裕で片手で持って読書出来るんです。

が。

kindle3の素の状態がとても薄くて軽いために、なんかこのカバーを装着すると野暮ったくなっちゃうんです。
(もちろん好みだと思いますが。。。)



で。

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・・・先日、新書用のカバーを買いました。。。
1000円ちょっとというとてもお手ごろな値段です。
薄いから、保護という観点では純正カバーに劣ります。
だがしかし、なによりこのカバーは薄いので、kindle3の薄くて軽いという魅力が損なわれません。

さらに。

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ライトも買いましたw
800円ちょっとくらいです。
これで暗闇もへいちゃらです。
暗がりは理性の光で照らされ、いつでも活字で展開される観念の世界に飛び込めるのです。


・・・野暮ったいamazon純正のライト付きレザーカバーは$59.99(+税金で二千円ほど取られる)。。。
・・・一方、軽快な青色の新書用カバーとブックライトはあわせて二千円未満。。。


まぁ。

ね。

w。

なんだか。


気分によって使い分けることにしますwww

保護されたい気分のときはamazon純正の赤色カバー。

軽快に突き進みたいときは青色のカバーで「RIDE THE BLUE LIMBO」で梵クラフト状態で自己はどこまでも肥大して危なっかしいなぁ・・・ということでw