愛と平和と幸福と宇宙とガスト。

「ひよぉ~い」という言葉があるらしい。

「やぁ~お」という言葉もあるようです。

僕はこれまでこうした言葉を聞いたことがなかったのですが、僕は今日、この言葉を知り、そしてこの言葉の持つ意味を確実に理解することができたのです。




それは、僕らが此の世に抱いている、“アクチュアルな現実らしさ”に関係があります。

僕の目の前には“黄昏のざわめき”があります。
“黄昏のざわめき”は僕のノートPCの名前で、型番で表現すれば、それは「EeePc S101」です。
この“黄昏のざわめき”は、単なるパソコンではありません。


僕の意識の外側には、たくさんの人や物があります。
そうした人や物は、僕の意識を超越して(乗り越え出て)あるわけですが、それは単にリアルとして実在しているわけではありません。
“黄昏のざわめき”は「これはパソコンです」という、実在的なリアルとしてそこに在るわけではありません。
そのパソコンには、僕からたくさんの意味が与えられています。

このパソコンは暗い黄金色をしています。
僕は黄金色から映画「シャイニング」のゴールドホールような不穏なイメージを連想します。
黄金色は煌びやかだけれども、そこには悪魔的な後ろめたさがあります。
そして、錬金術的なイメージもあります。
それは主に平沢進氏のアルバム「賢者のプロペラ」に由来するのですが、たくさんの錬金術的な作業を経て得られる新しい意味の群れとしての黄金です。
(詳しくはアルバムを聞いて体感してください)
そして、このパソコンには僕の現在が詰まっています。
僕が今好きな動画や音楽や大切な思い出の写真や、いつかブログにアップしようと思っている書きかけの文章や、これからの自分の未来を思い描いた文章などが、たくさん詰まっています。
ですからこのパソコンは「EeePC S101」であると共に、確実に“黄昏のざわめき”なのです。

こうした目の前にあるリアルの生き生きした感じのことを、ある人は“アクチュアリティ”と表現していました。

アクチュアリティの瑞々しい連関に入り込むことが出来ると、此の世がざわめきだってきます。




そして。

僕は今日。




近所のガストで此の世とのアクチュアルな連関を漂っている女性を発見しました。

彼女は連れの女性と二人とお店に来ました。
そして、良く喋ります。
おそらくBPMは100~110ほどです。
そのテンポを16ビートで喋り続けます。
・・・器用だ・・・w・・・僕は滑舌が悪いほうだから、絶対彼女みたいな喋り方は出来ないだろうなw
そして、だんだんテンションが上がってきたのか、「うわぁっはっは」「いぇーい」と立ち上がってジェスチャー交じりに騒ぎ出したw
・・・少しだけ・・・迷惑かも。。。
さらに、僕の知らない言葉も喋りだした・・・「ひよぉ~い」「やぁーお」。。。




ひよぉ~い?



やぁ~お?



見た目はいまどきの若い女性だ。
魅力的な感じもする。

意味も無くはた迷惑な行為をするはずがない・・・いや・・・魅力的な若い女性がはた迷惑な行為をするなんてあってはならない。。。

・・・きっと彼女は、新手のパフォーマーなのだろう・・・きっとそうだ・・・彼女は此の世とのアクチュアルな連関を漂うパフォーマーなのだ。

これは確実になにか芸術的な自己表現なのだ。

きっとこれはコンセプチュアル・アートか何かで、「ガストで器用に早口で喋り続け、立ち上がって意味がわからない言語を発する」という構図に、愛とか平和とか幸福とか宇宙とか、そういった意味がこめられているのだ。


ああ。

良かった。




今日は何も無い休日かと思ったら、僕はガストで宇宙を見ることが出来たのです。




そういえば雪も降ってきたようだし、なんだか人類は大丈夫みたいです^^

女性ありがとう!!