時間流2。

リミックスとハイブリッドでプラスチックなニュアンスが、ポストモダン以降の時間流の中に漂っています。




ってことを、職場のアーティストに教えてもらいました。




ダダのころは、どうやら勢いがあったらしいんです。

っていうのも、ダダ時間流は西欧で起こったものだし、フランスといえば近代的な自我がどかーんってなってるところです。
思想史の流れからしても、ダダイストたちがいた1920年代以降っつーのは、そうした近代的な自我を解体していく方向だろうし、同じような流れが芸術の分野で起こっていたってのは面白いです。

でも、思うに、近代的な自我を解体させていく運動っていうのは、思想史じゃなくって、芸術の分野が土台になってるんじゃないだろうか?
っていうのは、芸術とか文化のほうがより生活に近いからです。
哲学は反省っていう方法を使うわけで、反省っていう方法はすでに起こっている出来事を振り返って分析するわけだから、近代的自我を解体させてくっていうのも、文化的な背景としての疑いの感覚が発生しないとなかなか先に進まないんじゃないだろうか?
(・・・書いててうまく表現できてないことが良くわかるんですが・・・雰囲気として・・・。)

芸術と思想、どっちが先かってわけじゃないんですが、より生活や文化レベルに近い芸術を抜きにして思想を語っちゃうっていうのは、なんだか観念の世界に落ち込んでいきそうでなんかアレかもしんないです。

で。

職場にはアーティストがいるんです。
ちゃんとセラピーとしてアートの方法を使ってる人もいるけど、事務のなかにもアーティストがいます。
で。
その人に、現在の芸術業界はどんな感じなんですか?って聞いたら、リミックスとハイブリッドとプラスチックな感覚っていってました。
ダダのころのような、何かに対抗したり抵抗したりの力強さはないって言ってました。
・・・まぁ・・・そうだよなぁ・・・ポストモダン以降だもんなぁ・・・ひとつの主義や主張のようなアートはあんまリアリティがないんだろうなぁ・・・っていうか、僕は主義や主張アートにはリアルは感じないだろうな。


で。


プラスチックな感覚。。。
現在の時間流の中には、プラスチックな感覚に付け加えて“リニアな言葉遣い”があると思いますが。。。


プラッチックっていえばパフュームだ!


なぜなら、ポリリズムのなかで「プラスチックみたいな恋だー」って歌ってるからだ!

そして、パフュームの名曲といえば「puppy love」だ!
音使いから歌詞から3人のキャラから、全部含めて成立しています。
PCMやFM音源っぽい汚いスネアや東亜プラン的な曲調。
この時点ですでにツボなんですが、なによりその歌詞が良いのです。
なぜなら、ツンデレーションだからだ!

とりあえず、歌詞のリンクをはっときます。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND63670/index.html
YouTubeのリンクもはっときます。
http://www.youtube.com/watch?v=n_9KnJfNZJs


やっぱり中田氏は時間流の乗ってるんだろうなぁ。。。


上下上上下上下下なのですが、リニアな言葉遣いをする人は平沢進氏です。
プラスチックな感覚とリニアな言葉遣いがちょうど良いテンションで炸裂しているのはアルバム「救済の技法」と「白虎野」です。

とりあえず、「救済の技法」の歌詞のリンクをはっときます。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND31327/index.html