切って良いもの悪いもの。

友達が、すぐに愚痴をこぼす。

・・・まぁ・・・別にそれは問題ないんですが、すぐに「僕は病気だから」って言う。。。

彼は、病気じゃないんです。

彼は普通に会社行って働いてお金もらって家族と平穏に暮らしています。

彼の話しを聞いていると、“病気だから”って言葉にはちょっと回避的な意味が乗っかっているようです。
つまり、“自分は精神的に普通じゃなくって、おかしいんだ。だから、仕事に行きたくないし、彼女もできないんだ。”ってニュアンスです。
どうやら、自分のマイナスのコンプレックスみたいなものや、それにまつわる生き辛さみたいなものを、“病気”と呼んでるみたいです。

つまり、自分の成長にまつわる人格的な未熟さみたいなものを、彼は“病気”と呼んで、自分はダメなんだと自己陶酔的なナルチシズムとでもいえそうな贖罪の念に浸っているみたいなんです。

・・・ニーチェがいたら、後頭部を鈍器で殴られそうだ・・・w

で。

職場でホントに病気で苦しんでいる人達の姿をみていると、彼の言い分はホントに青年的で、叱り付けたい気分になってくる。

で。

他の友達に電話をして、この思いを伝えます。

「幻覚・幻聴で辛くなっちゃったり、どうしようもなくて手首切っちゃう人もいるのに、軽々しく病気とかいって、自分のコンプレックスを回避しちゃおうとするのは、なんか真摯に生きているとはいいがたいよね。」
僕も若干テンションあがって、ちょっと大きな声で早口でまくしたててしまいます。。。

すると、電話口の友達は。。。

「はぁ?なにそれ?なんでどうしようもなくなると乳首切っちゃうの?よくわかんないんだけど」

僕は・・・滑舌が悪いらしい・・・w

手首を手首と発音出来ず、彼には乳首と聞こえてしまったらしい。。。

なんだか・・・真面目な話しがこの一言でおもしろ話に変わってしまって・・・笑いが取れたから良いっつやー良いのかもしれませんが・・・w


乳首を切ってはいけません・・・もちろん、手首もいけないけど。