森の奥義。

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言葉の奥義があります。

言葉に意味を詰め込んで、その言葉を形式に乗せて解き放つ奥義です。
それは、和歌とか川柳とか詩とかのことです。
強力な言葉の使い手がこの技法を使いこなすと、それは呪文のように他者に対して影響力を持ちます。



音の奥義があります。

音に意味を詰め込んで、その音を形式に乗せて解き放つ奥義です。
それは、音楽のことです。
強力な音の使い手がこの技法を使いこなすと、それは呪文のように他者に対して影響力を持ちます。



身体の奥義があります。

しぐさや行動で空間に意味を紡ぎ出し、その意味化した空間を形式に載せて解き放つ奥義です。
それは、演劇とかのことです。
強力な身体の使い手がこの技法を使いこなすと、それは呪文のように他者に対して影響力を持ちます。




今日は長野のほうで温泉に入りました。
何も無いところで、露天風呂の向こうには川が流れていて、その向こうには森があって、その向こうには山があります。


ぼけーっと森を眺めていると、いろんな奥義が触発されます。
ほとんど自動的に、身体に備わっているアプリオリな仕組みが作動して、世界に対して意味の付与が行われます。
その意味の付与は、硬化しつつある客観的世界を解体させ、世界を自分にとっての手元存在へと変容させます。


・・・こんな風に表現すると大袈裟ですが、単純に、風呂に入って、いろいろ考えながら、鼻歌を歌って、体を動かしてみたら結構気分が良かったって話ですw


明日はどこ行こうかなぁ~。
・・・仕事いっぱい残ってるけど、とりあえず、連休中は考えないことにしますw