名指し。

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・・・道に在る、ある猫を見ると、「あ。猫だ」と、思わずその名前を口に出してしまいます。。。猫の在るを外延的に縛り付けたい衝動にかられます。

・・・道に在る、ある犬を見ると、「あ。犬だ」と、思わずその名前を口に出してしまいます。。。犬の在るを外延的に縛り付けたい衝動にかられます。

・・・道に在る、あるゴキブリを見ると、「あ。ゴキブリだ。」と、思わずその名前を口に出してしまいません。。。ゴキブリの在るはあんまし外延的に縛り付けたくありませんw


現実が不確定になると、その不確定さを名指しして、実体化させたくなります。
不確定さを言葉で縛り付けて、顕在化させたくなります。

例えば、仕事をしていて、“自分のやってる仕事は的を得ているのかなー”って不安な気分にかられると、誰かに自分のやってる仕事を名指ししてもらいたくなってきます。

誰かに自分の不安な気分を知ってもらって、共通のものにしたくなる。


自分が体験している現実を、他人と共有したくなります。


仕事で上司に誉められたときの喜びって、不確定な現実が公共化されて実体化された喜びなのかも知れません。


・・・で、僕の現実は、未だに不確定な部分が多いです。


現実の業務をかえりみると、精神保健の分野ではまだまだ未熟者なんで、不安に落ち込むことが多いです。
で、不安に落ち込むごとに、その不確定さに名前を付けて顕在化させ、実体化させ、他人と共有することを試みます。

そうした顕在化の作業で役に立つのが教科書だったりします。
精神医学で使われている概念を利用してみたり、哲学で使われている概念を利用してみたりと、既に公共化されている概念を利用して名指しをすると、案外うまくいったりします。


そうしたわけで、現在いろんなものを名指し中ですw
猫をみたら「あ。猫だ」と名指したり、犬をみたら「あ。犬だ」と名指したり、不安をみたら「あ。不安だ」と名指したりと、点検作業です。

・・・まぁ・・・なんだか・・・文章が全然まとまらないんですが・・・それはそれで・・・そんな感じなんですw