意味の巨人。

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ウルトラマンネクサスを再び1話目から見ています。

面白い。
けっこうハード。

朝っぱらからこんな深刻な物語を展開させていたってのは、ある意味すごいと思います。

みんな眉間にしわがよってて、テンション高い。

で。

ハードでリアル路線なんだけど、やっぱりキグルミで、見ていて、“中の人、大変そうだなぁ。”とか思えてきますw
かと思うと、リアルなCGの画像が入ってきたり、荒い模型になったり、世界像のディティールがくるくる変わって、みていてくらくらしてきます。

あるときは精巧なCG、あるときは模型、あるときはキグルミ・・・。

例えばハリウッド映画とかなら、きっぱり、すべてが最先端の画像とかになるんでしょうけど、ウルトラマンはそうはならないみたいです。
昔ながらのものに引きずられている感じがする。

ウルトラマンは、まるでおんぶおばけのように、30年来の過去の履歴を引きずって、怪獣と戦っているみたいです。

けっこうひきつけられる革新的なストーリーも、30年来の意味の連なりに拒まれて、1クール短く終了しなければならなくなってしまった感じがする。

ネクサスに変身する姫矢は絶望と苦悩の中で、バランスの悪い巨大な力を手に入れてしまったみたいだけど、ウルトラマン自体、履歴の意味に悩まされて、次の世界像に移れずに悩んでるみたいに感じました。