没入。

ストレス耐性が日に日に低くなってく気がするw

なんか、切れ安くなってる。
きっと暑さのせいです。
あと、若さのせいw

仕事上の話しをしていても、無茶言われるとカチンとくるんです。
・・・まぁ、普通の反応っていえばそうなんですが、今までは余裕の笑顔でかわせてたものが、かわせなくなってる。

あー。
リフレッシュ休暇してえw




さて、ストレス耐性が低くなっていることを、時間概念を使って表現をしてみます。

私たちが今現在生きている直接的な現実を、時間的に“現(いま・ここ)”と表現してみます。

現は幅を持っています。
それは時間的な幅です。
直接的な現実は、静的な定点ではなく、時間的なゆらぎをもっています。
それは、簡単な反省をすることで把握できます。

タバコの箱の表面を見たとき、裏面を見ることはできません。
表面を見ているときの裏面の実在性は、自分の記憶の中にある過去経験の確信に委ねられている。
タバコの箱の表面を見ていて、これから裏面を見ようとするとき、私たちは予測をします。
タバコの箱をクルッと回して、そこにどんな光景が訪れるのか予想します。
裏面を見ているときは、過去経験に没入していると同時に、これから訪れるであろう未来を予期しています。

過去経験を、私の身に既に起こった出来事、つまり“既在”と表現してみます。
未来予期を、私の身に未だに起こっていない出来事、つまり“未在”と表現してみます。
すると、次のように表現できます。

“現在は、既在の確信と、未在の投げ入れで成り立っている。”

つまり、現実は過去と未来が混濁しているということです。



ここで話しの腰を折りますw
バイトの兄ちゃんの話しをします。
僕は大学卒業した後飲料水の工場で働き、その後専門学校へ入りました。
その時、お金がなかったので、コンビニでバイトをしていました。
バイトのとき、まわりはほとんど高校生で、僕は結構年長のほうでした。
そこで感じたのは、高校生の彼らの、現の幅の狭さです。

コンビニの業務で、おでんの販売があります。
客の注文通りにおでんを器に入れていくんですが、彼らはおでんの器への入れ方で、その人の人格を判断するんです。
上手く器におでんを入れることのできる人は、仕事のできる信頼できる人。
器に効率よくおでんを入れることができない人は、信頼できないダメ人間w
おでん上手く盛れなかったとしても、その人が別の部分で尊敬できる人なら、その人は人格的にも尊重できるであろうに、彼らにとってはおでんが人格になっちゃってるんです。

・・・おでんでその人の人格を判断するなんて、なんて馬鹿げた話だろうと思うんですが、彼らにしたら真剣なんです。
当時は、単純に彼らが若いから、そういう判断をしちゃうんだろうなぁって思ってたんですが、時間を軸に考えていくと、
別の表現ができそうです。

おでんを上手く盛れない人を目の前にして、一応貧弱ですが一通りの社会経験を積んでいた僕には、その時の現(いま・ここ)がその人の全てじゃないことは理解できました。
この人にはこの人なりの生き方とか人生とかがあって、その上でおでんを盛っているのだから、おでんを上手に盛れるようにフォローしていけばいいだけの話しで、人格云々の話しは無いと思えました。
それは、僕の中にある、それ相応の過去の地平の深さがそうしたことを類推させているわけです。
現に起こっていることは“おでんを上手に盛れない。”という出来事だけど、そこには類推すべき過去の地平と、そこから予期すべき全可能的な未来が混濁しているから、“おでんを上手に盛れない。”がその人の人格とは必ずしもいえないはずです。

しかし、時間的な現の幅が狭い彼らは、そうした類推すべき過去の地平を持ち合わせていません。
過去の地平が浅いということは、そこから予期すべき未来の地平も狭くなってきます。
つまり、彼ら自身において、現の経験そのものが人格そのものとなっているのです。
現(いま・ここ)と自己が一体になっている、もしくは、時間的に狭い剥き出しの現がその人の人格になっている、と表現できそうです。。。・・・これが若さってやつかもw



で、ここでやっと、ストレス耐性が低くなっている現在の僕の話w

どうやら、ストレスがどんどん溜まっていくと、現実の幅がどんどん狭くなっていくようです。
仕事無茶振りされても余裕の笑顔でかわせてたときって、現の幅がすげー広かったみたいです。
自分の中で現の幅が広くて、“ここでの仕事が全てじゃない。”と思えていたし、実際、仕事で失敗しても、ファミレスで具合が悪くなるまで読書をするとすっきりして、次の日も余裕で仕事ができていました。

でも、ストレス溜まるとダメっすw

過去の地平まで自分を没入させることができなくて、それゆえ全可能的な未来を予期することができなくなります。
だから、無茶言われると“ふざけんな!”とか思って、カチンとくるわけです。

ストレスが溜まると現が剥き出しになってしまう。

以上の理由から、過去経験に没入して現在の幅を広げていかないとならないのですが、そのためには休息が必要です。

そうしたわけで・・・

あー。
リフレッシュ休暇してえw