未知を恐るるが故2。

前回の文章(http://blogs.yahoo.co.jp/nanonoid/56538911.html)は、ベルセルクの第34巻を読んでの感想です。

物語は、単なるガッツの復讐劇ってわけじゃなくなってきている気がします。




それは・・・

理念-現実

幸福-現実

全体-私(個)

客観-実存

生かす者-生き抜く者




左側はグリフィスのつながりで、右側はガッツのつながりです。

物語はこうした対立を表しているような気がします。

・・・これをみただけでもガッツは不利だ。

もし、現実世界でガッツのような抵抗をみせたら、病的とレッテルを貼られて救済されちゃいそうだ。

あぶい。

ガッツは大剣“ドラゴン殺し”を武器にして抵抗を続けているみたいだけど、理念的な救済に抵抗するための大剣は鍛えておく必要がありそうです。

その大剣は現実を発掘するための手段であり、理念を解体するための方法であり・・・破壊的だけど現を確保します。