視線アストラル。

昨日洗濯したから今日は何もせず、マクドナルドで読書^^

途中で止まっていたH・P・ラヴクラクトの小説を読みます。

怪奇小説です。

コズミック・ホラーです。

さっき読み終わったのは、ラヴクラクト全集6巻に入っている短編「ウルタールの猫」と「蕃神」と「セレファイス」っていう物語です。


・「ウルタールの猫」
ラヴクラクト猫好きらしい。
猫が屋敷の周りで二列に列を作って儀式をするらしい。
ちょっとコミカルだ。
ちょっとだけホラーなんだけど、3ページくらいの超短編で良い感じです。
・・・それにしても、道端で猫を見かける「あ。猫だ。」と声にだしてしまうのはなぜだろうか?。。。
ゴキブリ見ても「あ。ゴキブリ!」って声に出していうよなぁ・・・でも、犬を見かけたときには「あ。犬。」って言わない。
なぜだろうか?
猫とゴキブリに共通するものは、どちらも素早いという性質。
素早いってことは捕まえられない。
捕まえられないってことは、それを見ている人間が自由にできない。
意識の恣意性に隷属させられないから、「あ。猫だ。」とか「あ。ゴキブリ!」とか言葉を投げ付けて、そのものを縛り付けようとする。
・・・昔の人が呪文を唱えるのとにていますね。



・「蕃神」
擬似民話。
賢人バルザイと神官アタルが山に登る話し。



・「セレファイス」
夢の中の王国「セレファイス」にジャックインする人の話し。
サイバーパンク小説「ニューロマンサー」の主人公ケイスが、ホサカセンダイのデッキを使ってサイバースペースに没入していくのに似ています。
・・・現実をドライブするために怪奇小説を読んで、その怪奇小説の主人公も物語の中で夢の王国「セレファイス」に逃走しようとしています・・・二重に逃走できますw




今日のBGMは「メディスン コンピレーション フロム ザ クワイエットロッジ」っていう、細野晴臣のアルバムです。

とても呪術的なアルバムです。

このアルバムの中に「AIWOIWAIAOU」って歌があって、それは、遠くにいる蜜蜂の霊が飛んできて僕を刺して、僕は血だらけになって死んじゃうって内容です。

・・・昨日職場で「アストラルってなに?」って聞かれた。。。

霊体ってことだけど、蜂の霊が刺せるのは、きっとアストラルな体なんだろう・・・。

で。

歌の中だとその人は死んじゃうんだけど、そのすぐ後の歌詞が「君は僕を見る僕を癒す。僕は君を見る君を癒す」って感じで、視線に癒されることが語られています。

アストラルなボディーは蜂の霊に刺されて死んじゃって、その目に見えない死は他人の視線によって癒されたり、他人に視線を送って癒したりする。

そういう感じ^^



※アルバム「メディスン コンピレーション フロム ザ クワイエットロッジ」については「笑う瞑想法。(http://blogs.yahoo.co.jp/nanonoid/39351839.html)」参照。