意識病。

意識とは病気だということが判明しました。


どうやら、生き物が“意識ウィルス”に感染すると、意識が発生するみたいです。
しかし、それは病気の一つなんで、安全なワクチンを注射して治療しなければなりません。


意識が治療されると、現在が無くなります。

“これまであったこと”と“これから起こるであろうこと”を“今”の中でひとまとめにしておくことが出来なくなるので、現在が無くなります。
ひとまとめしておくことが出来ないので、私がいるという自己意識も無くなります。
時間も空間も作られなくなり、“私”も把握できなくなるわけだから、他人がいることも認められなくなります。

こうして世界は閉じられます。

世界は閉じられるんですが、実はそれが正常な姿なんです。

世界が現象しないことが正常な姿なんです。

もともと“意識ウィルス”に感染することで世界は現象しちゃったわけだから、世界が在ることはイレギュラーな出来事なんです。

早くこの病気を治さないとならないんですが、なかなかワクチンが見付からないみたいです。

意識病の根絶には、まだまだ時間がかかるみたいです。。。


・・・ってことを考えていたら、なんだか良からぬ発想に行き着きそうなんで、とりあえず止めますw

止めます。

が。

意識があることが必然だと思って、この世を理解する保護者的な立場に立とうとする人に出会っちゃったりすると、なんとかその足元をすくってやろうと、良からぬ妄想を抱いてしまいます。