小さくて細くて比較的長いもの。

“小さくて細くて比較的長いもの。”が必要になりました。


部屋の中を探してもなかなか見つかりません。


最初はマイナスドライバーで済むと思ったんです。
しかし、マイナスドライバーは先端の部分が細いのですが、中ほどから細くなくなるので、“小さくて細くて比較的長いもの。”ではありませんでした。

その次に、爪楊枝なら適切だと思ったんです。
しかし、爪楊枝は小さくて細くて比較的長いんですが、強度が足りないので、折れ曲がってしまいます。
ここで、僕にとって必要なものは“小さくて細くて比較的長いもの。”ではなく、“小さくて細くて比較的長く強いもの。”であることが判明しました。

そして、カッターの刃なら、この“小さくて細くて比較的長く強いもの。”という条件を満たしていると思い、そのカッターの刃を利用したのですが、カッターの刃では、その周囲を傷つけてしまう可能性があります。
僕は、どちらかというと、その周囲を傷つけたくないんで、そうした可能性を抱合するカッターの刃を使用するのは控えました。

カッターの尾の部分についている、プラスチック製のカッターの刃を裁断する機能を持つ部分でも代用できるのだろうか?、と思い、それを試してみたんですが、それは“小さくて細くて比較的長く強いもの。”という条件の“細いもの。”という部分を満たしておらず、最後まで届きませんでした。


そして、部屋の中をいろいろ探して、やっと見つけたものは次のものです。


“小さくて細くて比較的長く強いもの。”という諸条件を満たす彼のものもとは、“コンビニで麺類を購入したときに付けてくれるフォークの先の部分。”でした。

このフォークの先の部分を切断し使用したところ、見事に小さく、そして細く、その上比較的長く、しかも強かったのです。


こうした経過を経て、僕は“小さくて細くて比較的長く強いもの。”を手に入れることができたのです。

そのため、作業を効率よく達成することができました。




今日のてんびん座の点数は68点でしたが、僕は僕に課せられた僕の課題を滞りなくこなすことができたので、僕のIn-der-Welt-seinの中では72点でした。

しかし、この72点という点数は84点満点の中での79点だったので、それはもう、死にそうなほどうれしい点数であることがわかったんです。



以上の理由から、明日一日出勤すれば仕事納めです。

うれしいのかどうかはよくわかりませんが、どちらかというと定立的です。