出来事は襲いかかってくる。

つまり。

結論から言うとこうだ。

「スマートがおかしなことになった」

ということだ。。。



なぜスマートがおかしなことになったのか、その理由を説明したいのだが、ことの発端はおそらく30年ほど前になるだろう。

小学校2年生のころ、仲の良かったテルユキと僕は、近所のお墓山で、「のどが渇いたがどうすればいいだろうか?」という話し合いをしていたのだ。僕はその時、考え抜いた末、「家を出るときにおばあちゃんからもらったみかんを食べてはどうだろうか?みかんならば水分がたくさん入っているだろうし、のども潤うのではないだろうか?」と答えたのだ。僕は自分でも良い答えができたものだと思う。なぜなら、家に戻って水やジュースを飲むという作業をせず、手持ちの駒でその場をなんとか乗り切ることができたのだからだ。。。

❝手持ちの駒でなんとかする❞

サバイブするとはそういうことなのだろう。。。
今自分自身に与えられているその全てのなかで何ができるのか探っていくということだ。。。

つまり、既知限界の内側で現実をやりくりすることで、未知性を開拓するということなのだ。

この❝手持ちの駒でなんとかする❞感覚は、この37年間、僕自身の寄って立つ態度だといえるだろう。

僕はあまり基本的な能力が高いほうではない。スポーツができるわけでもなく、勉強ができるわけでもない。ゲームは好きだったけど、だからといって言語を操れるわけではないし。。。

あるとき音楽をやろうと思ったんだけど、もちろん音楽のセンスなんてない。でも工夫すれば作曲できるわけで、シーケンサーに打ち込んだり、サンプリングしたりして、偽作曲家さんみたいに設計図を書いて組み立てれば何とか形にできたりもするわけだ。

ソーシャルワークやってるときも、手持ちの駒はソーシャルワークの技法ってよりも、大学のころ学んだ情報の扱い方のほうで、DB作って患者さんの状況を把握して管理することだったな。

今はメンタルヘルスに関わってるけど、手持ちの駒としいて役立ってるのは相談業務をやってた時の対面の経験だ。

・・・❝手持ちの駒でなんとかする❞・・・まぁ、よく考えれば、この態度は誰でも生き抜くために必要な態度であって、ごく普通のことだなwとりあえず出来事にぶち当たったらありあわせのもので対処しないとならないわけだし。。。

で。

スマートについてだ。。。

今日、実家に戻ろうとスマートに乗り込んだんだ。。。
首都高は渋滞してたけど、スマートは順調に走ってくれたんだ。。。
だがしかし、首都高を越えて中央道に入ったくらいのところで、車内にプラスチックが焼けたような臭いが充満し出したんだ。。。

「ビニールのようなものがどこかに挟まってこんな臭いがするようになったのだろうか?」

僕はそのように思って、高速を降りて車を止めて、簡単に点検をしてみたんだ。だがしかし、ビニールはどこにも見当たらない。

友人に相談したところ、「それは幻臭ではないのか?」という的確なアドバイスをいただいた・・・。

そうだ。。。

これほど的確なアドバイスはない。。。

4月に入り仕事が増えて、僕は次々と迫りくる相談をごんごんこなして行ったんだ。それはもうごんごんごんごんこなし続けたんだ。新しい人に仕事を教えたりもしたさ。そしてきっと疲れが溜まったんだ。。。だから幻の臭いが漂ってきたんだ。。。そうだ・・・そうに違いない・・・。

そうしたわけで、プラスチックの焼けた臭いは嘘ということにして再び走り出したんだけど、やっぱりくさい。

ガソリンスタンドで凛とした兄ちゃんにみてもらったら、どうやらバッテリーの接続のところがおかしなことになってるみたいで、火花がスパークしてるんだ。そして、火花がバッテリーをカバーしているプラスチックの部分に当たっているみたいで、焼けたような臭いするみたいなんだ。

このままではスマートが焼けてしまう。。。

そうしたわけで、スマートはロードサービスのレッカーに乗せられて、車屋に連れていかれました。。。


いやあ。

参った。

結局電車で実家に向かっています。

これは連れていかれる直前に撮ったスマートです。


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そして、前半の話はスマートの故障と関係がない。